オーディオ買取リビナス「ダイヤトーンについて」

ダイヤトーンとは、オーディオ・ビジュアル機器に用いられる三菱電機の登録商標であり、日本を代表するスピーカーブランドの一つでもあります。
2016年にはブランド生誕70年を迎えた老舗のメーカーでもあり、近年ではカーナビゲーション分野にも参入を果たしているのです。
この記事では、そんなダイヤトーンについて徹底解説していきます。

 

・ダイヤトーンの歴史
1946年、ダイヤトーンの商号は自社製ラジオに初めて使用されました。
その後、主に旧陸軍向け余剰物資を流用した内蔵スピーカー 「P-62（F）」が広帯域性能で注目されると、1960年にはこれを「P-610」として販売開始。
結果、当時の松下電器産業（現・パナソニック）の人気製品である「8P-W1」と並ぶヒット商品となりました。
特に、NHK放送技術研究所と共同開発したフロア型放送・業務用モニタースピーカーの 「2S-305（R305）」は1958年に発売したものでありながら、1989年に後継モデルである「2S-3003」が登場するまで好調な売り上げをキープし続けた超人気製品となりました。

 

・撤退と再復活
1998年に発売した、AVマルチチャンネル（サラウンド）再生用小型ブックシェルフ型2ウェイスピーカーシステム「DS-100ZV」を最後の製品として、翌年に三菱電機は音響部門（カーオーディオのみ除く）から撤退し、その結果登録商標であるダイヤトーンも市場から姿を消すこととなりました。
しかし、その後自社製液晶テレビ「リアル」のスピーカーに同ブランドの使用を再開し、2006年に車載用スピーカー「DS-SA3」を、2008年にはブルーレイディスクドライブ内蔵のHDDレコーダー「DVR-BZ200/100」を発売しています。

 

・ダイヤトーン製品の特徴
ダイヤトーン製品は馬力や制動感のある低音を出す事が可能であり、高音域も良く伸びるので非常に機能性が高いです。
しかし、中古で製品を購入する場合部品がほとんど流通していないため、修理不可能となるケースが多く、注意が必要です。
低価格帯のものから高級な製品まで、幅広いタイプのスピーカーを送り出してきたダイヤトーン。
オーディオ初心者にもおすすめできるメーカーです。