オーディオ買取リビナス「パイオニアについて」

パイオニアは1938年に設立された日本の電機メーカーです。
ソニーやパナソニック、日立製作所や東芝、三菱電機などの大手電機メーカーと比べると規模は小さいですが、自社の得意分野では優れたブランド力と高い技術力を発揮している老舗のメーカーです。
この記事では、そんなパイオニアについて徹底解説していきます。

 

・スピーカーのパイオニア
パイオニアは、「松本望」氏が1938年に「福音商会電機製作所」として設立。
国内初の純国産ダイナミックスピーカー（「A-8」型[1]）の販売を開始したところかはスタートしました。
1961年には「福音商会電機製作所」から今現在の社名である「パイオニア」に社名を変更」。
その後、オーディオブームが到来し、パイオニアは世界初のセパレート型ステレオを発売しこれが大ヒット。
その頃には、山水電気（サンスイ、2014年7月に破産）やトリオ（後のケンウッド、現・JVCケンウッド）と供にオーディオ御三家（俗にいうサン・トリ・パイ）と呼ばれていました。
なお、スピーカーの分野では特にパイオニアは評価が高く、オーディオファンからは「スピーカーのパイオニア」で親しまれました。

 

・事業内容
パイオニアは、大手電気機器メーカーと比べると幅広く事業を展開しているわけではありません。
売上高の約90％以上はホームエレクトロニクスおよびカーエレクトロニクス事業でした。
しかし、その後経営危機に陥りディスプレイ事業から撤退。経営資源の変更を余儀なくされ、現在は売り上げの大部分をカーエレクトロニクスが占める結果となっています。

 

・オーディオ業界の影響力
パイオニアは、プロフェッショナル向けオーディオブランドとしてTAD(Technical Audio Devices)を持っていますが、1980～1990年代をピークとして、バブル崩壊後は生産機種の大幅な整理を余儀なくされています。
しかし、パイオニア製品はオーディオマニアからの評価が高く、一般向け高級オーディオブランドである「Exclusive」と並ぶほど著名とも評されるほどです。
一時期は経営危機まで陥ったパイオニアですが、これからも私達に素晴らしい製品を届けて頂きたいですね。